沢庵凜のバッテリー残35%な人生

こんにちは、沢庵凜と申します。

大好きな健さんの映画を紹介します ~冬の華~

健さんファンになって20年位でしょうか・・・

周りの人には中々理解してもらえず(世代でしょうか)

日々悶々としていました。

 

ブログを始めた一つの理由でもあります。

思いっきり健さんについて語りたいっ!

 

という事で、映画を一本ご紹介です!

 

【冬の華 1978年/東映

movies.yahoo.co.jp

健さん東映を辞めて八甲田山幸福の黄色いハンカチなど、

ヤクザ映画を脱却した後に作られた東映のヤクザ映画で、

健さんが現役のヤクザを演じたのはこの作品が最後となりました。

 

倉本聰さんの脚本で監督は降旗康男監督です。

お二人は東大の先輩後輩(降旗監督が先輩)でもあり、

脚本をいじられることを嫌がる倉本さんですが

降旗監督には「一切お任せします」と脚本を預けたんだとか。

 

私のように任侠映画健さんからではなく、

幸福の黄色いハンカチ」から健さんファンになった者には、

見るまでに少し時間が掛かった作品でしたが、

一世風靡した健さんの「任侠映画」ではなく、

現代風(といっても40年位前ですけど)のヤクザ役で、

とは言え「義理と人情を秤にかけりゃ」の世界はしっかりあって、

任侠映画健さんにハマった人も、

ハマらなかった世代も共に楽しめる映画です。

 

 私が好きなシーンは、

刑務所を出所して組が用意してくれたマンションに落着き、

トーストを焼いて食べるシーン。

 

娑婆に出て初めて口にする食べ物、

甘いもの、そもそも美味しいもの、暖かいものに飢えている。

ジャムをたっぷりぬって、

一度は口にしかけるけど思い直し、

もう一度ジャムをぬる。。。

満足げにトーストをほおばる。。。

 

ジャムの二度付けは健さんのアドリブだったそうです。

たまらないシーンです。

 

う~ん・・・

健さんファンでないとこの良さは分からないかなぁ・・・

 

健さんは食べ物を食べるシーンが上手いんです。

幸福の黄色いハンカチでも、

出所後に立ち寄った定食屋さんで、

ラーメンとかつ丼を頼むシーンは有名ですよね。

 

冬の華でも、本業以外の事には全く不器用で、

でも真っ直ぐな加納秀次が健さんのイメージそのままです。

 

往年のスターも沢山出演されてます。

昭和残侠伝で「ご一緒願います」の池部良さん。

健さん映画には常連の田中邦衛さん、大滝秀治さん、

黒澤映画の藤田進さん、

小林稔侍さんは物言わぬ役が絶賛されました。

恐らく当時10代と思われる池上季実子さん、ヤバいです。

 

 あぁ、また見たくなってしまいました・・・。