大好きな健さんの映画を紹介します ~冬の華~
健さんファンになって20年位でしょうか・・・
周りの人には中々理解してもらえず(世代でしょうか)
日々悶々としていました。
ブログを始めた一つの理由でもあります。
思いっきり健さんについて語りたいっ!
という事で、映画を一本ご紹介です!
【冬の華 1978年/東映】
健さんが東映を辞めて八甲田山や幸福の黄色いハンカチなど、
ヤクザ映画を脱却した後に作られた東映のヤクザ映画で、
健さんが現役のヤクザを演じたのはこの作品が最後となりました。
お二人は東大の先輩後輩(降旗監督が先輩)でもあり、
脚本をいじられることを嫌がる倉本さんですが
降旗監督には「一切お任せします」と脚本を預けたんだとか。
「幸福の黄色いハンカチ」から健さんファンになった者には、
見るまでに少し時間が掛かった作品でしたが、
現代風(といっても40年位前ですけど)のヤクザ役で、
とは言え「義理と人情を秤にかけりゃ」の世界はしっかりあって、
ハマらなかった世代も共に楽しめる映画です。
私が好きなシーンは、
刑務所を出所して組が用意してくれたマンションに落着き、
トーストを焼いて食べるシーン。
娑婆に出て初めて口にする食べ物、
甘いもの、そもそも美味しいもの、暖かいものに飢えている。
ジャムをたっぷりぬって、
一度は口にしかけるけど思い直し、
もう一度ジャムをぬる。。。
満足げにトーストをほおばる。。。
ジャムの二度付けは健さんのアドリブだったそうです。
たまらないシーンです。
う~ん・・・
健さんファンでないとこの良さは分からないかなぁ・・・
健さんは食べ物を食べるシーンが上手いんです。
幸福の黄色いハンカチでも、
出所後に立ち寄った定食屋さんで、
ラーメンとかつ丼を頼むシーンは有名ですよね。
冬の華でも、本業以外の事には全く不器用で、
でも真っ直ぐな加納秀次が健さんのイメージそのままです。
往年のスターも沢山出演されてます。
昭和残侠伝で「ご一緒願います」の池部良さん。
黒澤映画の藤田進さん、
小林稔侍さんは物言わぬ役が絶賛されました。
恐らく当時10代と思われる池上季実子さん、ヤバいです。
あぁ、また見たくなってしまいました・・・。