沢庵凜のバッテリー残35%な人生

こんにちは、沢庵凜と申します。

今でも大好きな本 ~一夢庵風流記~

今日は大好きな一冊をご紹介したいと思います。

 

隆 慶一郎という作家さんの作品で「一夢庵風流記」という時代小説です。

 

最近の若い人は知らないかな・・・。

花の慶次」というマンガがかつてありました。

 

今もパチンコ台になっていたりして、

恐らく30代後半~40代位のお父さん方には

馴染み深いマンガじゃないかと思いますが、

その「花の慶次」の原作となった小説が「一夢庵風流記」です。

 

この小説が好き過ぎて、

何度も何度も読んで、

ボロボロになるまで読んで、

とうとう破れて読めなくなったので、

新しく本を買いなおして、

また何度も何度も読んで・・・。

で、今我が家には3代目がおります(笑)

 

なぜ、これほどまでに好きなのか、

一つは先にマンガの方を読んで好きだったからだと思います。

主人公はじめ登場人物のほとんどが

マンガのイメージそのままなので、

文字を読みながらマンガで見た絵が頭の中で重なり、

より一層作品の世界に引き込まれていきます。

 

もう一つは主人公が実在の人物だという事。

フィクションやデフォルメされた描写も多々ありますが、

史実として残されているエピソードも多く、

それらが人間的魅力に溢れています。

 

要は主人公が好きで主人公のように生きたいと思わされる。

でも実際はそんな簡単じゃなくて

主人公のような生き方なんて出来ない。

で、また本を読んで物語の中に身を置く事で、

現実世界でそうなれない自分から逃避しているのかもしれません。

 

読み終わる頃には、今度こそ何か始めてみよう。

主人公の生き方に通じるような何かを・・・

そんな気にさせられます。

ま、私の場合はまた何も出来ずに本の中にまた逃避・・・

を繰り返してるからこそ3代目なのですが(笑)

 

自分のこと、世の中のことに何かモヤモヤしている人にお勧めです!

読んでいる間は清廉な世界に身を置く事が出来ますよ。