夫婦観
先日、樹木希林さんがお亡くなりになりました。
数年前には全身にがんがある「全身がん」と称しておられた樹木希林さん。
「死」というものを特別なものとは考えず達観しておられましたね。
最後は安らかに逝かれたとのこと、心よりご冥福をお祈りします。
「寺内貫太郎一家」は恐らく再放送か何かだと思いますが見た記憶があります。
「ムー一族」は記憶にないですけど「林檎殺人事件」は良く覚えていて、ベストテンで郷ひろみさんと歌っている姿を覚えています。
子供だった私の当時の印象は「ただの面白いおばさん」でした。
お亡くなりになったことで、内田裕也さんとの結婚生活について沢山過去の映像を見ました。
ずっと内田裕也さんの方から復縁を望んでいるのだと思っていましたので、むしろ逆だったのには驚きました。
結婚生活の大半を別居で過ごされながら、独特の信頼関係を築いてこられたその夫婦関係には、結婚してまもなく20年になる私ですが深く考えさせられるものでした。
夫婦とは、一緒に居て同じものを食べて、共に笑い共に泣き、そういう時間を共有する事で絆を太くしていくものだと考えてきました。
でも夫婦と言えどもどうしても共感し合えない部分があったりもします。
元々他人同士なのだから当たり前だと、いい意味で正面から向き合わない、そんな部分もあっていいとは思ってきましたが、その際たる形なのかもしれませんね。
だとすると、それだけ相容れない部分が沢山あったということになるので、他にもっと自分に合う人がいるんじゃないかと、少なくとも私ならそんな風に考えてしまうんじゃないかと思いますが、どんなに沢山の相容れない部分があっても、もうこの人しかいないと思える大事な何かを見つけてしまったんでしょうね。
両親からは子に対する考え方や想いみたいなものは、私自身が親となってからは折に触れて聞いてきましたが、夫婦観については聞いた事がありませんでした。
母の夫婦観はもう聞く事が出来ませんが、父の夫婦観は元気なうちに聞いてみたいものです。
結婚して20年・・・、もうベテランだなと思っていましたが、まだまだですね。