沢庵凜のバッテリー残35%な人生

こんにちは、沢庵凜と申します。

大好きな健さん映画をご紹介します 『海へ~See you~』

久しぶりに健さん映画をご紹介したいと思います。

今日ご紹介するのは「海へ~See you~」という映画です。

 

movies.yahoo.co.jp

1988年公開の映画です。

監督は蔵原惟繕さん、脚本は倉本聰さんです。

パリ・ダカールラリーを舞台にしたロードムービー?です。

実はこの作品、作品としての評価はイマイチなんです。

健さんの魅力を出すにも、

パリダカの激しいレースを描くにも中途半端は印象がぬぐえず、

という意見が多いように思います。

 

ただ、私は好きな映画の一つなんです。

それは、他の映画ではあまり見られない健さんが見られるからです。

例えば映画の中で流暢な英語を話す健さんが見れます。

健さんが英語に堪能だったことは有名な話だし、

「ブラックレイン」でも英語は聞けますが、

この映画の英語の方がよりネイティブな印象で、

「日本男児」の象徴のような健さんの流暢な英語は意外性があります。

 

また、演じている主人公のキャラクターも

他の映画と少し雰囲気が違います。

東映退社後の健さんのキャラクターは、

寡黙で、控えめで、腰が低い人が多いですが、

本作品のキャラクターは乱暴な言葉を遣ったり、

陽気な一面を覗かせたり・・・。

 

健さんに関する本などでプライベートの一面を見聞きする限り、

素の健さんのイメージにより近いキャラクターなんじゃないかと、

そんな風にも想像させるキャラクターです。

 

「あ・うん」でも明るいキャラクターを熱演していますが、

やはり演じている感が否めません。

本作の方が実像に近い気がします。

 

舞台が海外という事もあり、

洋食を食べてワインを飲んでという、

これも普段の健さん映画にはあまりないシーンですが、

武骨なイメージよりちょっと洗練されたというか、

オシャレ感のある健さんが見られます。

 

「あ・うん」の健さんもオシャレですが、

オシャレというよりはキザなんですよね。

勿論主人公がという事ですが(^^)

 

ストーリーとしては、

人気俳優「吉井」とアイドル「夕子」の恋の行方が

かなり大きく描かれていて、

健さん演じる「英二」といしだあゆみさん演じる「ケイ」

の恋模様がその分霞んでしまっています。

英二とケイの話だけでもかなり濃い内容なので、

ちょっと欲張り過ぎたかなという印象は拭えません。

 

パリダカのレースシーンは結構見ごたえありますが、

レースシーン目当てに見た人には

他のシーンが多すぎて物足りないかもしれません。

 

う~ん、どうしても批判的な意見に引っ張られてしまいますが、

砂漠の中に佇む健さん・・・かっこいいです(^^)