大好きな健さん映画をご紹介します 『海へ~See you~』
久しぶりに健さん映画をご紹介したいと思います。
今日ご紹介するのは「海へ~See you~」という映画です。
1988年公開の映画です。
実はこの作品、作品としての評価はイマイチなんです。
健さんの魅力を出すにも、
パリダカの激しいレースを描くにも中途半端は印象がぬぐえず、
という意見が多いように思います。
ただ、私は好きな映画の一つなんです。
それは、他の映画ではあまり見られない健さんが見られるからです。
例えば映画の中で流暢な英語を話す健さんが見れます。
健さんが英語に堪能だったことは有名な話だし、
「ブラックレイン」でも英語は聞けますが、
この映画の英語の方がよりネイティブな印象で、
「日本男児」の象徴のような健さんの流暢な英語は意外性があります。
また、演じている主人公のキャラクターも
他の映画と少し雰囲気が違います。
寡黙で、控えめで、腰が低い人が多いですが、
本作品のキャラクターは乱暴な言葉を遣ったり、
陽気な一面を覗かせたり・・・。
健さんに関する本などでプライベートの一面を見聞きする限り、
素の健さんのイメージにより近いキャラクターなんじゃないかと、
そんな風にも想像させるキャラクターです。
「あ・うん」でも明るいキャラクターを熱演していますが、
やはり演じている感が否めません。
本作の方が実像に近い気がします。
舞台が海外という事もあり、
洋食を食べてワインを飲んでという、
これも普段の健さん映画にはあまりないシーンですが、
武骨なイメージよりちょっと洗練されたというか、
オシャレ感のある健さんが見られます。
「あ・うん」の健さんもオシャレですが、
オシャレというよりはキザなんですよね。
勿論主人公がという事ですが(^^)
ストーリーとしては、
人気俳優「吉井」とアイドル「夕子」の恋の行方が
かなり大きく描かれていて、
の恋模様がその分霞んでしまっています。
英二とケイの話だけでもかなり濃い内容なので、
ちょっと欲張り過ぎたかなという印象は拭えません。
パリダカのレースシーンは結構見ごたえありますが、
レースシーン目当てに見た人には
他のシーンが多すぎて物足りないかもしれません。
う~ん、どうしても批判的な意見に引っ張られてしまいますが、
砂漠の中に佇む健さん・・・かっこいいです(^^)