沢庵凜のバッテリー残35%な人生

こんにちは、沢庵凜と申します。

今、学校の始業を9月に移行する事について

ネットを見ても、テレビを付けても、世の中コロナ一色といった感があり、

少々話題に飽きてきたという方も多いのではないでしょうか?

 

勿論、感染拡大は大きな問題で、私自身戦々恐々と日々を過ごしていますが、

同じような不毛な議論を聞かされるばかりの状況には、辟易しています。

 

そんな中、学校の”9月新年度制”が少し議論されていますね。

私には今春中学3年生になった息子がいますので、

これはやはり他人事ではありません。

 

我らが大阪府の吉村知事は、今やらなければ一生出来ないと言いました。

新学期の9月移行自体に反対する人、

9月以降には前向きだけどこの9月からの導入には反対という人、

色んな人の色んな意見があって収拾がつかない状態です。

 

私個人としては・・・、

今学校の始業が遅れているから、というだけが移行の目的なら反対です。

 

4月よりも9月の方が総合的にみて良いのであれば、移行自体は否定しませんが、

弊害が出るところは確実にあるわけですから、

そこをどうカバーするのかをしっかり議論しなければいけません。

 

今、学校再開が遅れている状況の打開策としては別な方法があると思っています。

 

例えば土曜日の授業再開はどうでしょうか。

 年間52週のうち夏・冬・春休み期間中の土曜日を除いても、

40~45週の土曜日がありますから、半日授業すれば20~22、23日分になります。

これでほぼ1ヶ月の遅れは補える計算です。

 

私が子供の頃は土曜日も授業がありました。

かつてはやっていた事ですから、出来ないことではないですよね、きっと。

 

夏休みや冬休みの短縮も既に国民の中に規定路線という思いがありますから、

これも受け入れられるでしょう。

特に夏休みの短縮は子供の体力的に無理はないのかと少し心配もありますが、

これらで2カ月分位の遅れは何とかなりそうです。

 

仮にそれ以上の遅れになる場合、

年度の終了時期を3月末では無く4月末にするというのも手だと思います。

 

今、形の上では新年度は一応4月にスタートした事になっていますが、

実際授業は始まっておらず、事実上新年度は始まっていません。

であれば、来年は計画的にスタート時期を遅らせてもいいんじゃないでしょうか?

 

次年度だけで消化しきれないなら、数年かけて回復してもいいと思います。

9月に移行するよりもずっと弊害は少ないのではないでしょうか。

 

土曜日授業したり、夏休みを削ったりするよりも、

1ヶ月だけ修了と始業のタイミングを数年間遅らせる。

ダメですかねぇ。

 

今、始業が遅れているから、それを上手く利用して9月始業に移行しようというのは、

あまりにも乱暴な施策だと思います。

 

今起きているような非常事態は、未来でも起きる可能性があります。

仮に今回の影響で9月始業に移行したとして、

未来の非常事態で9月始業が出来なければ、また4月に戻すのでしょうか?

そう考えたら、今移行するのが正しい選択ではないと分かるはずです。

 

9月移行は少なくとも3~5年前から宣言してやらないとダメかなと思います。

これは議論に直接参加出来ない国民一人一人が受け入れる為の時間です。

気持ちの面でも、実生活上でも時間が必要です。