沢庵凜のバッテリー残35%な人生

こんにちは、沢庵凜と申します。

学生時代の友人と会ってますか?

皆さん、疎遠になっている古い友人知人はいらっしゃいませんか?
いずれ会う機会もあるだろうと後回しにしていませんか?

私は地方の高校を卒業してから大阪の大学に進学し、
以後はずっと大阪で暮らしています。

20代、30代は後ろを振り返る余裕も興味もなく、
ひたすら前だけを見て走り抜けて来ました。

学生時代の友人とは3年会わず、5年会わずと過ぎていきましたが、
それでも会おうと思えばいつでも会えるからと、
さほど気にもせずにずっと後回しにしてきました。

40歳になった頃、急にそんな旧友が気になり始めたんです。
気が付けば20年以上会っていない中学/高校時代の友人達。

会わない間に世の中はすっかり変わってしまい、
スマホで何でも出来てしまう時代・・・。

家の電話しか連絡手段のなかった時代で止まっている関係・・・。
どう連絡して良いのかもわからない状態です。

ふと、インターネットで何人かの友人の名前を検索してみました。
意外とヒットしなかったり、同姓同名が沢山いて分からなかったり。
思うように探す事が出来ませんでした。

そんな事を何人かの名前でしているうちに、
ある友人の名前で思わぬ検索結果が目に飛び込んできました。

ひき逃げ死亡事故のニュース記事に友人の名前が・・・。
2週間位前に交通事故で亡くなっていたのです。

目を疑いました。
それこそ同姓同名ではないかと思いました。
しかし、他の検索結果を調べていると、
高校の同窓会のページの中で訃報をしらせるものがあり、
本人であることがわかりました。

仕事中に高齢者の運転する車にはねられたそうです。
その車はそのまま逃走しひき逃げ事件となったために、
大きなニュース記事となっていて、私の検索にヒットしました。

友人はすぐに救急車で病院に運ばれましたが、
結局意識を取り戻す事は無く、そのまま亡くなりました。

運命のいたずらか、そこで救命対応にあたったのは、
たまたま医師となって近くの病院に勤めていた、
高校時代の同級生の一人でした。


まだ40歳そこそこ、普通に生きていたら死ぬような歳じゃない。
そう思ってました。

20年以上も会わずにいて、
でもほんの2週間前までは普通に生きていたのに、
その2週間の差で彼とはもう二度と会えなくなってしまいました。

彼本人と、残された家族の悲劇は言うまでもありませんが、
彼の死は私にとっても、とても大きなショックでした。


その後、連絡先を突き止めた友人に連絡を取り昔の仲間と会いました。

今まで何してたんだ、どこにいたんだ、どうして連絡してこなかったのだと、
散々に叱られました。

私はそんな風にみんなに迎えられたことが嬉しくて、
でも死んだ彼とはもうこんな風に会うことが出来ないことも実感し、
嬉しさと悲しさで涙が止まりませんでした。

今は年に2~3回は学生時代のグループで会っています。
今はお互い全く違った環境に身を置いていますが、
会えば高校生の当時に戻ります。
今の仕事や収入や、そんな事は全く関係なく昔の関係性です。

もはや共通の話題など無いはずなのに、
話が途切れることはありません。

40代も後半に差し掛かった今、
彼らの存在が日々の生活の大きな活力になっています。
学生時代の友人は宝です。
社会人になってから知り合った人達とは絶対に成り得ない関係です。

皆さん、会いたい人に、ちゃんと会ってますか?
今忙しいからと後回しにせずに、
無理をしてでも、会う時間を作って欲しいです。