沢庵凜のバッテリー残35%な人生

こんにちは、沢庵凜と申します。

「ちょっと今から仕事やめてくる」を見ました!

健さん好きの私ですが

健さんの映画以外も沢山見ます!

今日はその中の一つをご紹介します

 

あ、DVDで見たんです。

今劇場公開されている映画じゃありませんから

多少ネタばれでもいいですよね?

嫌な人はここでUターンしてください!

 

「ちょっと今から仕事やめてくる」(2017年)

eiga.com

ブラック企業に勤めている青年が

あわや自殺するというところまで追い詰められますが

同級生を名乗る謎の青年との交流を通じて

次第に自分を取り戻していく

簡単に言うとそんなストーリーです

 

映画のタイトルは割りと軽めですが

テーマは決して軽くない

そんな映画です

 

ブラック企業の描き方にやり過ぎだという意見もあるようですが

私が就職した当時はこれに近い状況はありました

 

フロアの全員に聞こえるような大声での罵倒はなくても

普通に聞こえる音量でクズ呼ばわりされたり

ゴミ箱や電話機が飛んできたり・・・

今からは想像も出来ない環境でした(^^;)

 

会社のブラックな上司役を吉田鋼太郎さんが演じてますが

ハマってます(笑)

吉田さんは「MOZU」でも狂気的な人物を演じてますが

そういう演技上手いですよね

 

上司からの人格無視の罵倒

軍隊のごとき絶対服従的関係

同僚の裏切り・・・

 

バブルがはじけて以降そんな会社が増えて行った気がします

 

バブル以前も絶対的な上下関係や

上司の罵倒なんてことは普通にあったと聞きますが

当時は終身雇用の時代

基本的には家族にあるような信頼関係が

上司と部下、会社と労働者の間でありました

要は「愛」がそこにあったんでしょうね

 

疲弊する青年を工藤阿須加さんが好演されています

私なんかの世代は

彼のようにボロボロになるまで尽くす

そんなメンタリティはありませんから

さっさと辞めればいいのにと歯がゆく思いましたが

今の若い世代の人は根が真面目な人多いですよね

若さ故にそこしか見えなくなってしまう

そんなこともきっとあるんでしょうし

だからきっと共感する人は多いと思います

 

彼を助ける謎の青年は福士蒼汰さんが演じています

レビューなどでは彼の演技を辛口評価する人もいますが

私は良かったと思います

 

ブラック企業の描写もそうですが

大袈裟なくらいで丁度いいのかなと思いました

 

彼の底抜けに明るいキャラの

少し大袈裟なくらいの表現が

どんよりと重苦しくなった観客の気持ちを

要所要所で適度に軽くしてくれます

 

たった2時間足らずでは伝えきれない大きなテーマですし

またずっと重苦しい気持ちで見るには長すぎます

 

主人公だけでなく

見ている観客をも救っている

そんな演技でした(^^)

 

仕事に悩みを抱えている人には是非見てもらいたい映画です

 

夫婦観 Part2

こんにちは!沢庵凜です。

 

先日、樹木希林さんの訃報に接し、夫婦観について考えさせられました。

 takuanrin.hatenablog.com

 

時には反面教師として何かと両親を手本としてきましたが、昨年母が他界した時に夫婦としての両親について、それまでの印象と大きく異なる父の姿をみました。

 

母は昨年癌で他界したのですが、母の癌が分かったのが亡くなる半年位前で、分った時には既に末期の状態でした。

そこから父による母の看護・介護が始まったのですが、これまでの父からは想像もつかない献身さであり、マメさでした。

 

仕事を辞めて毎日母に寄り添いました。

早朝に起きて朝食を準備する。

ただトーストを焼いて終わりではなく、サラダを作り、目玉焼きを焼き、癌に効くと本で調べた特製のやさいジュースを用意して、母に食べさせました。

 

母は少しずつ食べる量も食べられるものも少なくなっていきましたが、常に食べたい、食べられそうと母が言う食事を用意して、少しでも口に出来るようにと工夫して、ネットや本で調べて、かかりつけの医師や看護師に相談して、食事の用意をし続けました。

決してレトルトものに頼る事はせず、母の身体に良いもの、癌と戦えるものをと尽くしていました。

 

徐々に弱っていく母は一人でお風呂に入れなくなりましたが、父が介助して母の身体を洗ってあげました。

そのうち今度は自宅のトイレではスペースの問題で用を足すことが出来なくなりましたが、父は母のベッド脇に簡易トイレを用意して、用を足したらマメに処理し部屋に臭いが残らないように母を気遣いました。

 

母は花を育てるのが好きで、庭に沢山の花を植え、家の中にも鉢植えを沢山育てていました。それらの世話を母が出来なくなったので、父は母の指示通りに世話を代行しました。

 

私と弟の二人兄弟ですが、兄弟共に遠く離れたところに暮らしており、母の介護は父に任せっきりでした。

月に1度、弟と交替で実家を訪れましたが、父は私達が手伝うことを拒みました。

そればかりか、私達の食事の世話や後片付け、お風呂の用意に布団の用意、これまでは実家に帰るといつも母がしてくれていた事を、父がしてくれました。

 

お中元にお歳暮、孫の誕生日やクリスマス、これまで母がしていた贈り物も全て父が滞ることなくやり切りました。

 

元々自分で何でも出来る父ではありますが、母が元気な時は家事全般を一切しない人でした。その代わり外で働き家計を支えることを一生懸命してくれました。

子供の頃はよく夫婦喧嘩を目の当たりにしましたが、父は母に手を上げる事もありました。

亭主関白という事でもありませんし、家庭を顧みないという人でもありませんが、人を気遣いマメに振る舞うというのは全くイメージになかった人でした。

欲しかったら自分で欲しいと言うだろう。言わないということは必要ないという事だろう。そんな人でした。

 

医師から余命を告げられていて少なくとも根治が望める状態でない事は明らかでしたが、残り僅かな時間だからという事での献身でもなく、最後の2週間位までは本気で根治を期待していました。

 

母よりも父が先にどうにかなってしまうんじゃないか、そんな心配をしてしまう程父は献身的に母を介護しました。

 

夫婦としての二人の姿を見れた最後のひと時となりましたが、最後に「これぞ夫婦!」という姿を見せられた想いでした。

 母の療養と死、そして 父の母への献身を目の当たりにした事で、二人から色んな事を教えられた気がします。

私も既に子の親ですが、子として両親からの最後の教えを受けたような気がします。

 

それでもまだ、父から聞きたい事、教えてもらいたい事が沢山あります。

もしかするとそれは自分で考えて答えを出すべき事なのかもしれませんが、夫婦とは何なのか?背中で教えてもらった事、そこから自分なりに解釈した事が正しいのかどうか、今度は言葉で聞きたい衝動にかられています。

 

それはいずれ、私が子に伝えるものとなるのですね。

あと42%の人生の中で、その事に結論を得て、子に伝えることが出来るのでしょうか・・・。

夫婦観

先日、樹木希林さんがお亡くなりになりました。

数年前には全身にがんがある「全身がん」と称しておられた樹木希林さん。

「死」というものを特別なものとは考えず達観しておられましたね。

最後は安らかに逝かれたとのこと、心よりご冥福をお祈りします。

 

寺内貫太郎一家」は恐らく再放送か何かだと思いますが見た記憶があります。

ムー一族」は記憶にないですけど「林檎殺人事件」は良く覚えていて、ベストテンで郷ひろみさんと歌っている姿を覚えています。

子供だった私の当時の印象は「ただの面白いおばさん」でした。

 

お亡くなりになったことで、内田裕也さんとの結婚生活について沢山過去の映像を見ました。

ずっと内田裕也さんの方から復縁を望んでいるのだと思っていましたので、むしろ逆だったのには驚きました。

 

結婚生活の大半を別居で過ごされながら、独特の信頼関係を築いてこられたその夫婦関係には、結婚してまもなく20年になる私ですが深く考えさせられるものでした。

 

夫婦とは、一緒に居て同じものを食べて、共に笑い共に泣き、そういう時間を共有する事で絆を太くしていくものだと考えてきました。

でも夫婦と言えどもどうしても共感し合えない部分があったりもします。

元々他人同士なのだから当たり前だと、いい意味で正面から向き合わない、そんな部分もあっていいとは思ってきましたが、その際たる形なのかもしれませんね。

 

だとすると、それだけ相容れない部分が沢山あったということになるので、他にもっと自分に合う人がいるんじゃないかと、少なくとも私ならそんな風に考えてしまうんじゃないかと思いますが、どんなに沢山の相容れない部分があっても、もうこの人しかいないと思える大事な何かを見つけてしまったんでしょうね。

 

両親からは子に対する考え方や想いみたいなものは、私自身が親となってからは折に触れて聞いてきましたが、夫婦観については聞いた事がありませんでした。

 

母の夫婦観はもう聞く事が出来ませんが、父の夫婦観は元気なうちに聞いてみたいものです。

 

結婚して20年・・・、もうベテランだなと思っていましたが、まだまだですね。

大好きな健さん映画をご紹介します~遥かなる山の呼び声~

健さん映画をご紹介するシリーズっ!

今日の作品は・・・

 

ー遥かなる山の呼び声ー 1980年

movies.yahoo.co.jp

健さん映画で一番好きというファンも多い名作です。

監督は山田洋次監督

共演は倍賞千恵子さん、吉岡秀隆さん、渥美清さん・・・、

そうです!寅さんです!!(笑)

 

山田洋次監督と健さんのタッグは本作が2作目で、

1作目があの「幸福の黄色いハンカチ」です。

 

ストーリーは色んなところで紹介されてますし、

ネタバレも興ざめなので、

ストーリー以外のところでの本作の楽しみ方を一つご紹介します!!

 

今回ご紹介したいのはキャスティングの面白さです。

 

幸福の黄色いハンカチ同様に、主演は高倉健さんと倍賞千恵子さん。

後に「駅-STATION-」でも共演される二人ですが、

後年の田中裕子さん同様に見事にハマっています!

 

そして監督は山田洋次監督。。。

山田洋次監督と言えば何といっても男はつらいよですが、

幸福の黄色いハンカチ同様に渥美清さんが出演されています。

幸福の黄色いハンカチでは旅の途中で再開する

昔お世話になったおまわりさんの役でしたが、

今回は牛の人工授精師の役で登場します。

大きく物語に影響する人物ではありませんが、

寅さん映画が定着して以降は、

寅さん以外を殆ど演じる事がなかった渥美さんだけに、

寅さんじゃない渥美さんを見られる貴重な映画とも言えます。

 

倍賞千恵子さん演じる民子の息子役に吉岡秀隆さん。

これも男はつらいよでの親子役そのままに見事にハマっています。

 

幸福の黄色いハンカチでは健さんと一緒に旅をする青年、

花田欣也役を見事に演じた武田鉄矢さんも出ていますよ。

今回は民子の従弟役です。

 

映画公開当時の健さんは49歳ですが、

私は健さんが一番かっこいい時期の作品だと思います。

顔にシワが刻まれて年輪を重ねた風格を感じつつ、

肉体は筋肉隆々としていて激しいアクションシーンもあります!!

 

ファンの間では最高の1本と言う人も多い本作ですが、

幸福の黄色いハンカチ鉄道員ほどの知名度は無く、

一見の価値ある作品です!!

 

これを見て新しい健さんファンが生まれたらいいなぁ(笑)

 

自然に生きること

出来るだけ自然に生きていたいと

思っています


と言っても

なすがまま、されるがまま

という意味ではありません


過去を悔やんだり

未来を悲観しても

過去が変わるわけではないし

未来がわかるわけでもない


過去を教訓として

未来に希望を見いだすために

今を大事にしたいです


今からすることは

今から考えて決められるのだから

そして今したことは過去になり

取り戻せないものになるのだから


今を正直に一生懸命にいきる


その結果の未来なら

納得も出来るし

過去を悔いる気持ちも減るだろう

そんな風に思います。


偽らないことだと思います

人を、自分を

自然災害に直面して

こんにちは

 

9/4に関西を直撃した台風21号による被害

 

私自身関西の人間ですが

当日は出張で関西を離れていました

 

家族を大阪の自宅に残しておりましたが

新幹線、在来線ともに運休となり

当日は帰る事が出来ませんでした

 

大きな被害をもたらした午後2時前後は

家族と連絡をとりながらも

離れていてどうすることも出来ない中で

不安な時間をすごしました

 

 

そして今朝

北海道で大きな地震がありました

 

北海道には高齢の父親が独居しています

 

幸い怪我もなく

家にも大きな被害は無かった様子で

一安心といったところですが

 

大阪でも大きな地震があったばかりで

あの瞬間の恐怖と

その後の生活の難儀が頭をよぎり

父が今一人で

それに近い状況の中に今いることに

言いようのない想いでおります

 

大阪の台風も今回の地震

愛する人達が危険な目にあい

不自由な状況にあるのに

自分は平穏の中で何も出来ずにいる

 

その場にいられないもどかしさと

無力さに苛まれています

プロフェッショナル

健さんがあるドキュメンタリーで言ってました

演技にはその人の生き方がでると


演技に限らずだと思います

仕事にはその人の生き方がでるんじゃないでしょうか


スポーツの世界で一流の人もそうですよね

競技に関係しない日々の生活から

きちんと自らを律して生きてらっしゃいます

慢心することもなく精進してらっしゃるから

一流であり続けられるし

そういう人は不祥事もおこさない


一般のサラリーマンでも同じだと思います

生活がだらしない人は仕事もだらしない

一時何かの潮目に乗って成功したとしても

慢心してしまうから早晩命運は尽きてしまいます


そんな人にはなりたくないし

そんな人とは仕事したくないですね